常勤の夜勤専従の看護師として働きたい場合、基本的な看護スキルを磨くことは欠かせません。看護師として働く以上、どの病院であっても看護スキルが軽視されるなんてことはあり得ませんが、常勤の夜勤専従の場合は特に高い看護スキルが求められます。夜勤の時間帯は看護師の数がさほど多くない場合が多いので、緊急事態が起こった場合、少数の看護師で緊急事態を乗り切らないといけません。日勤よりも看護師の人数が少なめな以上、どうしても1人1人に高い看護スキルが求められます。そのため、常勤の夜勤専従の看護師に興味があっても、経験が不足しているのであれば、働くのは困難です。

また、看護スキルとやや似ていますが、判断力も常勤の夜勤専従の看護師に求められる大事なスキルです。緊急事態で判断ミスが起こると、取り返しがつかなくなる恐れも十分にあるので、様々な情報から最適な選択肢を導き出す力は欠かせません。

先に書いたように、夜勤の時間帯は看護師の数が少ないのが普通なので、コミュニケーション能力が重視されないというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、これは間違いです。看護師の数が少ない以上、コミュニケーション不足が原因の問題を起こすことは絶対に避けなければいけません。さらに、夜は患者が不安になりやすい時間帯なので、患者を安心させられるような接し方も必要です。このような理由から、常勤の夜勤専従の看護師として働く場合には、高レベルのコミュニケーション能力が求められると考えてください。