看護師の夜勤専従とは、夜勤の働き方のみを行うことで、常勤と非常勤という2つの選択肢があります。夜勤専門の看護師として、特定の病院でのみ働くのが常勤で働く夜勤専従の看護師で、月に9日か10日ほど夜勤を行うのが一般的です。常勤の夜勤専従の看護師として働く場合のメリットとして挙げられるのは、給料面に十分な期待が持てる点です。
看護師は必ずしも給料が高いわけではなく、仕事のハードさの割に給料が少ないという不満を感じる人も珍しくはありません。しかし、夜10時から朝5時までの勤務には夜勤手当がつくため、夜勤専従の看護師として常勤として働けば、少ない勤務日数で十分に稼ぐことが可能です。看護師の夜勤はかなりハードな仕事なので、誰もが夜勤専従の看護師を常勤で勤務できる適性を持っているわけではないものの、ハードな仕事に見合うだけの給料面でのメリットはあります。
入院病棟を備えている病院で、日勤と夜勤の両方をこなす看護師のデメリットとして挙げられるのが、生活リズムが崩れやすい点です。日勤の間に、夕方から働き始め深夜に仕事を終える準夜勤や、深夜から働き始めて朝に仕事を終える夜勤が挟まっていれば、生活リズムをキープするのは困難です。一方、夜勤専従の看護師を常勤として働くのであれば、日勤がないので、生活リズムが崩れにくく、健康状態をキープしやすいというメリットがあります。一方で、朝に起きて夜に眠るという一般的な生活リズムと、夜勤専従の生活リズムは噛み合わないため、友達や家族と予定を合わせるのは難しくなるでしょう。